PC合成床版工法は、現場作業の省力化やコンクリートの耐久性の向上を目的として、昭和40年代半ばに開発され、 鋼橋床版を中心に多く採用されました。その後本工法は、現状熟練作業員の減少や、型枠用木材の使用縮小による自然環境の保全に有効な工法として急速に普及し、現在では施工実績も500橋近くに達しています。

 (社)プレストレスト・コンクリート建設業協会がコスト縮減橋として開発し、平成8年ごろから急速に採用が増加しているPCコンポ橋にも当工法が適用されており、今後ますます発展することが期待されています。

  良質な社会資本整備の充実がいわれる中、当協会としても今後さらに技術の研鑽に励み、需用者皆様方のご期待に答えるべく努力して参りたいと考えています。